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松尾 秀人
Journal of Nuclear Materials, 138, p.222 - 226, 1986/00
被引用回数:3 パーセンタイル:40.87(Materials Science, Multidisciplinary)黒鉛材料IG-11に中性子を照射後、最高27%の重量減少を生じるまで450Cで空気酸化を行ない、熱伝導度、電気比抵抗、ヤング率に及ぼす空気酸化の影響について研究した。中性子照射により、空気酸化速度、電気比抵抗、ヤング率は増加し、熱伝導度は減少したが、その後の空気酸化によって電気比抵抗はさらに増加し、ヤング率や熱伝導度は減少した。これらの実験結果を解析した結果、中性子照射黒鉛の諸性質の空気酸化による変化傾向は非照射黒鉛の場合と同じであることが明らかになった。
今井 久; 藤井 貴美夫; 野村 真三; 黒沢 武; 佐々木 泰一
炭素, (105), p.45 - 51, 1981/00
原子炉用黒鉛材料の空気酸化反応に及ぼす圧縮予荷重の影響を温度430~590Cで調べた。この目的のために使用した黒鉛材料は異方性材料H327と等方性材料7477PTで、異方性材料では、黒鉛粒子の配向性との関連性も検討した。 実験は試験片に平均圧縮破壊強度の0.3、0.6及び0.9倍の圧縮荷重を附加した後で、反応速度を非圧縮試験片のそれと比較した。また、圧縮荷重試験片の結晶ひずみ、気孔率、吸着ガス量等を測定した。 黒鉛材料の空気腐食反応速度は圧縮荷重の附加によって明らかに増加した。しかしこの効果は圧縮荷重附加試験片を2000Cで焼なましすることによって消失した。実験結果から、圧縮後反応速度が増加するのは結晶自身の化学的反応活性が増加するためで、クラックの生成によるものでないことが結論された。実験はまた粉末についても実施した。
斎藤 保; 本多 敏雄; 衛藤 基邦
炭素, (75), p.131 - 132, 1973/00
グラッシィカーボンの酸化に伴なう示差熱分析曲線の変化を追跡した。1000Cで熱処理されたグラッシィカーボンの酸化・示差熱曲線には2つの発熱ピークの存在が認められ熱処理温度が1300Cになると第1の鋭いピークが急激に減少し、熱処理温度が増すにつれ第2のピークが支配的になってくる。この結果は野田・稲垣によるX線回折手法による未組織炭素量の加熱処理温度増加に伴なう減少とかなり良い対応を示している。また、電気比抵抗、ヤング率、圧力強度の測定結果からも1300Cで著るしい変化が認められる。以上の結果からグラッシィカーボンは、化学的な反能性の異なる炭素質の集合体であろうと推定され、酸化示差熱曲線の解析は炭素の構造についての知見を補足する情報を与えるものと考えられる。
井岡 郁夫; 加藤 仁; 小河 浩晃; 逢坂 正彦
no journal, ,
使用済み燃料プールの冷却機能が喪失した場合、崩壊熱を有する使用済み燃料ピンは冷却水の蒸発に伴い水蒸気及び空気環境下に曝される。この時の燃料ピンの酸化は等温酸化条件と異なり、気液界面を含み温度傾斜場を有する厳しい条件と考えられる。そこで、軸方向に温度勾配を持つジルカロイ2の水蒸気-空気混合下での酸化挙動を調べた。酸化試験は、空気0.5L/minをキャリアガスとして飽和水蒸気中、600Cで実施した。軸方向の温度勾配は、約100C/cmであった。試験中に発生した水素ガス量を測定するとともに、試験後に酸化皮膜の分析を行った。水素ガスの発生量は試験初期に急増しピークを取った後、100ppm程度に低下した。酸化皮膜厚さには顕著な差が認められなかった。本試験条件では、温度勾配を有するジルカロイ2の酸化に及ぼす空気混入の影響は小さかった。